About the Project

Goal – 目標

環境と人体に優しい食器づくりを追求し、カドミウムフリーの高彩度顔料の開発を実現する。

Why – 目的

食器に鮮やかなオレンジ色や赤色の絵柄をつける場合、カドミウムやセレンが含まれる顔料を用いるのが一般的。カドミウムやセレンを使わずに作った従来の顔料で鮮やかなオレンジ色や赤色を表現しようとしても、発色が鈍くなってしまいます。ニッコーの食器からカドミウム、セレンが溶け出すことはなく人体への影響はありませんが、これらの成分が人体に入った場合には、様々な健康被害が及ぶことはよく知られています。そこでニッコーは、誰もが安心して使える安全性と鮮やかな発色を兼ね備えた「カドミウムフリーの高彩度顔料」の開発に着手しました。

How – 取り組み内容

開発を進める中で私たちが注目したのは、カドミウムやセレンを用いずに赤を表現できる伝統技法「柿右衛門の赤」。江戸時代初期から続くこの伝統的な技法を、工業的に安定生産できることを目指しています。またこれらの研究は、地方独立行政法人・京都市産業技術研究所ORT事業に参加し、進めてきました。

Challenges – 課題

安全性と美しさ、どちらも兼ね備えたカドミウムフリーの顔料を作り出すこと

Progress – 進捗

  • 2019年4月 地方独立行政法人・京都市産業技術研究所ORT事業に参加
  • 2021年4月 カドミウム・セレンを使うことなく、鮮やかなオレンジ色・赤色を表現することに成功
  • 2021年秋 商品化に向けたプロセスを作成・検証中

Voice – 担当者の声

研究開発本部 河崎さん

従来、陶磁器用の高温に対応した絵具は、「高彩度を出す=環境に悪い原料を使う」ことが一般的だったので、環境にやさしい鉄で高彩度のオレンジ色を出すことができるのは驚きでした。日本古来より受け継がれてきた伝統的な高彩度のオレンジ色を再現していきたいと思います。

Partnership

NIKKOでは、NIKKO Circular Labの活動理念に共感いただき、ともに食器の循環サイクルの構築、サステナビリティの向上に取り組んでいただける共創パートナーを探しています。興味をお持ちの企業さまはぜひお気軽にご連絡ください。

Date
Custom Field