2021年7月、横浜市西区みなとみらい横浜ランドマークタワー内にある横浜ロイヤルパークホテルは神奈川県横浜市が定める「横浜市SDGs認証制度”Y-SDGs”」において、上位認証事業者である「Superior(スーペリア)」の認証を取得したことを発表した。
この制度は、事業者が”Y-SDGs”を活用しSDGsに取り組むことで、持続可能な経営・運営への転換や新たな顧客や取引先の拡大につなげることを目指す。環境、社会、ガバナンス、地域の4つの分野、30項目で評価し、各項目における取組状況によって「Supreme(最上位)」、「Superior(上位)」、「Standard(標準)」の3つの区分で認証するものだ。
認証された事業者は、認証マークを名刺や企業等のホームページに表示でき、また、事業名や取り組み内容を市のホームページなどでPRしてもらうことができる。
横浜ロイヤルパークホテルは、建物内で使用した雑排水、厨房排水を浄水処理しトイレの洗浄水として使用する取り組みを実施している。今回、特にSDGsの「目標6:安全な水とトイレを世界中に」と「目標15:陸の豊かさも守ろう」に対し高い評価を得た。
他にも、環境に優しい「生分解性ストロー」や、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入する認証ワイン(フェアフォーライフ認証、 国際フェアトレード認証)、国際フェアトレード認証コーヒーを導入するなどしている。
同ホテルは現在、雄城総支配人を委員長とする「SDGs委員会」を発足。今後は働くスタッフの意識向上を図るとともに、「Y-SDGs」において最高評価にあたる「Supreme」の取得を目指すという。
自身のホテルや飲食店がSDGsに貢献していると評価されれば社員の士気も高まる。何から初めて良いかわからないという場合、こうした認証制度にエントリーすることで、サステナブルな取り組みを実践するきっかけになるのではないだろうか。
【参照サイト】【みなとみらい地区のホテルでは初!】 横浜ロイヤルパークホテル、横浜市SDGs認証制度「Y-SDGs」において上位認証事業者“Superior(スーペリア)”を取得
【参照サイト】横浜市SDGs認証制度”Y-SDGs