近年、断捨離やミニマリストという言葉をよく目にすることはないだろうか。コロナ禍の影響を受けて、自宅で過ごす時間を少しでも快適にしようと、部屋を片付ける人が増加している。2021年10月に実施された「コロナ禍に自宅の整理や断捨離を行った人の割合」に関する調査では、99%の人がコロナ禍に断捨離をしたと回答した。また、断捨離を経験した人の70%以上が「断捨離をする際にもったいないと感じた」と回答している。
同様に、ホテルやレストランの家具や調度品をリニューアルする際にも「もったいない」と感じた経験はないだろうか。また、新しく買い換えるとなると費用も廃棄物もかさむ。
そうしたなか、衣料品および生活雑貨を展開する「株式会社ユナイテッドアローズ」は、店舗で使用していた家具や什器をリペアしたソファやラウンジチェア、テーブルなど12点を新商品として販売することを発表した。2022年6月23日から、家具・インテリア通販サイト「FLYMEe」で販売を開始する。
今回の新商品は、2018年よりスタートした、店舗で使用していた家具や什器をリペアして販売するプロジェクト「RE : Store Fixture UNITED ARROWS LTD」の新商品として発売される。
このプロジェクトは、店舗の移転や改装等による空間デザインの更新により、店舗で使用してきたこだわりが詰まった家具や什器を手放さなくてはならない現状に対する「もったいない」という想いからスタートしたという。
取り扱う商品は、創業来店舗で使用していたテーブルやチェスト、ソファなどの海外からの買付け家具や、オリジナルで製作した什器、ディスプレイで使用していた備品など、いずれも歴史を感じる味わい深いものばかりだという。
古くなったものを捨ててしまうのではなく、リペアによって新たな価値を与えて再生する「アップサイクル」。地球環境に優しいだけでなく、次の使い手へと繋いでいくことで、文化や伝統を継承していくことにも繋がるだろう。
飲食店やホテルの内装にも、こういったアイテムを取り入れてみてはいかがだろうか。
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