100%植物由来の卵を採用。都内ヴィーガンレストランが新規オープン

近年、世界中で拡大が続くプラントベース(植物性)食品市場。2021年のアメリカの調査によると、その市場総額は74億ドルにも達することが分かっており、なかでも急速に普及しつつある「ヴィーガン卵」の売り上げは過去3年間で、1,000%以上増加しているという。

日本国内ではまだまだ目にする機会の少ないヴィーガン卵だが、2022年12月18日にニューオープンした日本初のヴィーガンアメリカンチャイニーズレストラン「OSCAR」では、プラントベースエッグ「UMAMI EGG」が採用されている。

「UMAMI UNITED JAPAN株式会社」が開発及び販売を行うUMAMI EGGは、こんにゃく粉など100%植物原料から作られた粉末状の食材で、豆乳と混ぜて加熱することで、タマゴのうまみを再現することができる。また、卵単体の味わいやテクスチャーの表現だけではなく、卵がもつ機能に着目し、惣菜類はもちろん製菓分野にも使える広い汎用性を持つという。コレステロールフリーでたんぱく質源にもなる食材だ。

今回このUMAMI EGGを採用した、Vegan American Chineseレストラン「OSCAR」では、ヴィーガン以外の人にも喜ばれるようなアメリカナイズドされたチャイニーズフードを提供予定だ。

【使用メニュー一例】
Chicken Ball チキンボール 単品価格:8個あたり700円
Fried Rice フライドライス 単品価格:200gあたり600円 

【店舗概要】
12月18日よりプレオープン開始 プレオープン期間中は12時〜16時営業予定
店舗名 : OSCAR(オスカー)
所在地 : 東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK

新型コロナウイルスの感染拡大防止のための規制緩和が始まったことで期待を集めるインバウンド消費。日本で食を楽しみたいと訪れる外国人ゲストのなかには、環境配慮や宗教、アニマルウェルフェアなどさまざまな理由でヴィーガンメニューを求めている人も多い。

UMAMI EGGは公式サイトでも販売されており、気軽に試すことができる。飲食店において、サステナビリティに配慮した食材調達に取り組み、発信していくことで、フードダイバーシティ(食の多様性)の実現だけでなく、インバウンド集客にも一役買いそうだ。

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インバウンド集客に必須!飲食店の「フードダイバーシティ」対策10選

【参照サイト】 UMAMI UNITED
【参照サイト】【植物生まれのたまご】プラントベースがもっと身近に!UMAMI EGGが都内レストランに続々登場!
【参照サイト】 2021 U.S. RETAIL SALES DATA FOR THE PLANT-BASED FOODS INDUSTRY

table source 編集部
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table source 編集部では、サステナビリティやサーキュラーエコノミー(循環経済)に取り組みたいレストランやホテル、食にまつわるお仕事をされている皆さまに向けて、国内外の最新ニュース、コラム、インタビュー取材記事などを発信しています。
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