ドイツ発祥のビアレストラングループ「Schmatz(シュマッツ)」は、2022年7月20日より東京と横浜の計4店舗にて、プラントベース(植物性)チキン「TiNDLE」を使った期間限定スペシャルメニューを提供する。
TiNDLEは、シンガポールの食品スタートアップ企業「Next Gen Foods」が手がけた植物性チキンだ。同製品は水、大豆、ヒマワリ油、ココナッツ油などシンプルな9つの植物原料から作られ、コレステロール、動物ホルモン、抗生物質、遺伝子組換え成分は含まれない。料理専門家からも注目が高く、米国、アジア、中東、英国、ドイツなど世界500店以上で提供されている。
今回、TiNDLE を提供するSchmatz は、2013年にビールとソーセージを販売するフードトラックとして東京に初出店した。2015年には赤坂に最初のビアダイニングレストランを開店。風味豊かで独創的なアレンジのドイツ料理やソーセージのほか、自社製クラフトビールが人気を呼び、現在は日本国内で40店舗を展開中だ。Schmatzはドイツ語で「幸せの音」の意味で、本場のドイツビールで幸せを感じる瞬間を届けたいという想いが込められている。
Schmatzの中目黒店と横浜店では、TiNDLEを調理した2つのメニューを提供中だ。ドイツ風TiNDLE唐揚げは、オリジナル調味料をまぶした植物性チキンを、カリッとした黄金色になるまで揚げた一品。TiNDLEハンバーグステーキは、タマネギやハーブ、スパイスを混ぜた植物性チキンを、新鮮なジャガイモとチーズと焼いて仕上げた。今後は、アークヒルズ店と下北沢店でも、順次提供する予定だ。
レストラン予約サイト「ぐるなび」が実施した意識調査によると、半数以上が今後代替肉を食べたいと回答するなど、消費者の代替肉への関心は高い。2021年6月8日に閣議決定された「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」内では、産学官連携で代替肉の市場創出を推進する重要性も明記され、日本でも代替肉が推奨されていく動きが見られる。
飲食店でも、代替肉の提供が近いうちに一般的になることが予想される。TiNDLEを始めとした植物性食品を使ったメニューを増やすことで、新たな顧客層へのアピールにつながるのではないだろうか。
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【参照サイト】Schmatz 公式ホームページ
【参照サイト】TiNDLE 公式ホームページ
【参照サイト】ぐるなびリサーチ部 代替肉に関する調査
【参照サイト】2021年版環境白書が閣議決定
【参照サイト】2021年 環境・循環型社会・生物多様性白書