外食やテイクアウトの際に、割り箸を手にする機会は少なくない。しかし、その利便性の裏で、大量の割り箸が消費され、廃棄されている現状がある。環境省のサイトによると、割り箸の国内使用量は年間で約250億膳にも上り、国民1人当たり約200膳を使っている計算になるという。そしてその大半が飲食店やコンビニエンスストアなどを中心に使用されており、割り箸の大量廃棄は、飲食店などにとって常に身近な課題だといえる。
こうした問題の解決に向け活動している企業が、京都にある「TerrUP(テラップ)」だ。TerrUPでは、竹割り箸を使用したアップサイクル商品を開発、販売している。
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TerrUPは、京都市東本願寺の北に位置する「ホテル カンラ 京都」と、使用済みの竹割り箸をアップサイクルしたホテル館内案内のPOPを共同開発。このPOPには、ホテル カンラ 京都で使用された割り箸が活用されており、「hotel information」の文字とQRコードがレーザーで照射されている。全68室の客室とフロントロビーに設置されているという。
今回の取り組みは、ホテル カンラ 京都の「朝食時に利用している竹割り箸を有効活用出来ないか」という想いがきっかけでスタートした。
プレスリリースによると、ホテル カンラ 京都の姜氏は「始まりは、大量に捨てられる割り箸を見たときです。一日一日、日々集まって半月ほどに一回捨てられる量を見て、この割り箸を材料として何か出来ないかと思いつきました。
コースター、箸置き、預かり荷物の番号タグなど、様々な形で企画してみましたが、ちょうど一緒に進めていたホテル案内のQRコードを紙ではなく、割り箸を使って作るのが一番ゲストに身近で、ご使用いただけるものになると思いました。」と、振り返る。
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アップサイクルされた館内案内のPOPは、木をメイン素材にしているホテルの空間との相性も良く、ゲストの目に留まりやすいものに仕上がったという。
ホテルにとって、館内案内という多くの人の目につくツールを、サステナブルなものにアップデートすることで、よりスムーズにホテルの姿勢を伝えることができるだろう。ゲストとの会話のきっかけづくりにも一役買うことになりそうだ。
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【参照サイト】ホテルカンラ京都
【参照サイト】TerrUP
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