2022年1月14日、 経済産業省と環境省は、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の施行期日を定める政令」及び「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律施行令」の閣議決定について発表した。今回の発表は、同法の政令委任事項及び施行期日等を定めるため、同政令が閣議決定されたもの。これにより、2022年4月1日に同法律が施行される。法律の施行が間近に迫り、多くのホテルや旅館がこれまで使用していたプラスチック製客室アメニティに代わる商品の導入準備を進めている。
そうしたなか、アイグッズ株式会社はサステナブルアメニティグッズ「SUS organic(サスオーガニック)」シリーズから、竹素材を使用した綿棒とコットンのセット、とうもろこし由来のシャワーキャップを発売することを発表した。
SUS organicシリーズは、「おしゃれなデザインでありながら、プラスチック材を減らせる」をコンセプトに生まれたアメニティグッズ。綿棒とコットンのセット「SUS Swab&Cotton set」は、軸に竹を使用した綿棒とコットンが入っている。竹素材は栽培の際に人口肥料や農薬を必要とせず、早いスピードで成長するという点で環境に優しい素材だ。また、シャワーキャップ「SUS ShowerCap」には、とうもろこし由来のバイオマス素材を使用している。
今回発売された商品のほかにもSUS organicシリーズでは、竹歯ブラシ、竹ヘアコーム、竹カミソリなどの竹素材アメニティを展開している。
2021年12月にアイグッズ株式会社が行ったホテル旅館に関する旅行者の意識調査によると、年に6回以上プライベートな旅行で宿泊施設を利用するリピーター層は、無料の飲食提供よりも持ち帰って使えるグッズや質の良いバスグッズに注目していることが明らかになっている。プラスチック循環法の施行を理由にサステナブルなアメニティの導入を検討しているホテルも多いが、リピーター獲得の面でも効果が期待できそうだ。
【参照サイト】 SUSPRO:すべての会社にサステナブルなグッズ制作をご提供します
【参照サイト】 ホテル旅館のSDGsを推進!エコアメニティ『SUS organic』シリーズより、竹綿棒&コットンセット・シャワーキャップ新発売
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