スターバックス、欧州で植物性プロテインのメニューを展開。高タンパクのトレンド受け

スターバックス プロテイン

世界人口の増加に伴い、タンパク質の需要と供給のバランスが崩れる「protein crisis(タンパク質危機)」が起こると懸念されている。一方で、動物性タンパク質の供給源である畜産業が環境問題の要因となっているのも事実だ。そこで、畜産物に代わり、植物性の原料や最新技術を用いて作られる持続可能な代替タンパク質が世界中で注目を集めている。

実際にヨーロッパでは代替タンパク質の需要が高まっており、植物性由来食品の市場は右肩上がりに成長している。世界的な市場調査会社「Innova Market Insights」が発表した2026年版「食品・飲料業界トップ10トレンド」によると、ヨーロッパ人の半数が健康向上のため、タンパク質をさまざまな形で食事に積極的に取り入れようとしているという。また、ヨーロッパの消費者の半数以上が植物由来食品の栄養面におけるメリットを重視し、動物性タンパク質の代替品ではなく独立した商品として捉えているという。

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こうした植物性タンパク質に対する消費者意識の傾向を踏まえ、世界最大のコーヒーチェーン「スターバックス」は、食品メーカー「Danone」の傘下企業である「Alpro」と提携。ドイツをはじめとする中央ヨーロッパの全店舗で、Alproのタンパク質強化豆乳を使用したプロテインラテを販売開始した。プロテインラテは北米とインドでも展開しているが、ヨーロッパ上陸にあたっては植物由来の原料を採用した点が特徴だ。

Alproは1980年の創業以来、大豆やアーモンド、オーツ麦などの原料をもとに植物由来の食品・飲料を製造開発してきた。今回、Starbucksに提供する高タンパク質豆乳には100mlあたり5gのタンパク質が含まれており、通常の豆乳の8.3%と比べて大豆の含有量を13.1%に増やしている。

新発売のドリンクは「プロテインバニラプラントベースラテ」と「プロテイン抹茶プラントベースラテ」の2種類。いずれも砂糖不使用で、ホットとアイスの両方から選択できる。スターバックスを代表する100%アラビカエスプレッソ、または100%日本産抹茶に高タンパク質豆乳をブレンドすることで、なめらかでクリーミーな口当たりに仕上げた。タンパク質の含有量はトール・グランデ・ベンティのサイズによって変動するが、8.2 gから最大で22.7 gのタンパク質を含むという。

さらにスターバックスのコーヒー飲料すべてにおいて、Alproの植物性タンパク質入り豆乳ドリンクがカスタマイズのオプションとして選択可能となった。これにより、プロテインラテシリーズはもちろんその他のドリンクでも、より手軽に植物性タンパク質を摂取できるようになる。スターバックスならではの味わいを損なわずにタンパク質の摂取量を自然と増やせるドリンクメニューは、幅広い層の利用者にとって試しやすいのではないだろうか。

世界的な人口増加に加え、消費者の健康志向の高まりや「Protein Crisis(タンパク質危機)」への関心の高まりを背景に、植物性タンパク質への需要は拡大を続けている。

カフェ業界を代表する存在であるスターバックスが植物性タンパク質に着目したドリンクメニューを展開することで、流れはさらに加速していくだろう。日常的に利用されるカフェで植物性タンパク質を手軽に摂取できる環境が整うことは、消費者の選択肢を広げるだけでなく、代替タンパク質市場全体の認知拡大にもつながるだろう。日本でも、こうしたメニューが本格的に展開される日が近づいているのかもしれない。

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【参照サイト】Protein Latte | Starbucks
【参照サイト】ALPRO UND STARBUCKS TREIBEN PROTEIN-KAFFEE-TREND MIT NEUEN PFLANZLICHEN DRINKS
【参照サイト】Top Food Trends 2026 in Europe: Market Insights & Innovation

table source 編集部
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