近年、さまざまな場面で「アニマルウェルフェア」という言葉を目にする機会が増えている。アニマルウェルフェアとは、家畜を感受性のある生き物として捉え、ストレスをできる限り軽減し、健康的に暮らせる環境を目指す畜産の考え方のこと。日本語では「動物福祉」や「家畜福祉」と訳される。家畜の飼育環境を改善することで、ストレスや疾病のリスクを減らし、生産性の向上や安全な畜産物の生産にもつながることから、持続可能な畜産を実現するうえで重要な取り組みとして注目されている。
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私たちの食生活に欠かせない「卵」も、こうしたアニマルウェルフェアと深く関わる食材の一つだ。日本は世界有数の卵消費国として知られ、鶏鳴新聞によると、2024年の一人当たり年間消費量は約327個で、世界4位とトップクラスだ。

平飼い養鶏場の一例(神奈川県 井上養鶏場)
しかし日本では、鶏が十分に自由に動き回るスペースのない鶏舎(ケージ)で飼育されているケースがほとんど。「ケージフリー」や「平飼い」と言われる、鶏が自由に快適に過ごせる環境で飼われているのはわずか5%未満だ。近年では、世界各地の企業が平飼い卵の普及拡大に乗り出しており、日本でも持続可能な食文化へのアップデートに向けた動きが本格化しつつある。
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そうしたなか、2026年7月1日から7月31日までの期間、飲食店が平飼い卵を使用したメニューを提供し、アニマルウェルフェアへの理解を広げる「FOOD MADE GOOD アニマルウェルフェア・アクションキャンペーン」が実施されている。
本キャンペーンは、飲食店・レストランのサステナブルな運営を支援する一般社団法人「日本サステイナブル・レストラン協会(SRAジャパン)」が主催し、一般社団法人「アニマルウェルフェア・コーポレート・パートナーズ(AWCP)」が共催するもの。
キャンペーン参加にあたって初めて平飼い卵を調達する場合でも、ケージフリーネットで調達先を検索したり、Eat Naturalのサイトを通じて相談したりすることができる。
また、参加にあたって新たなメニューを開発する必要はなく、既存メニューの一部を平飼い卵に切り替えるだけでも参加可能だ。卵を使用するすべてのメニューを変更する必要はなく、平飼い卵を使用したメニューを1品提供すれば参加条件を満たす。

キャンペーン参加プロセス
キャンペーンの詳細や参加方法は、公式サイトで確認できるほか、飲食店がアニマルウェルフェアに取り組むためのポイントを解説した動画も公開されている。
・FOOD MADE GOOD アニマルウェルフェア・アクションキャンペーン(公式サイト)
ホテルや飲食店にとって、こうしたキャンペーンへの参加は、アニマルウェルフェアへの理解を深めるだけでなく、その取り組みをお客さまへ発信することで、サステナビリティを重視する店舗としての姿勢を伝える機会にもなる。世界的にケージフリーへの関心が高まる今、自店でできる第一歩として、この機会に参加を検討してみてはいかがだろうか。
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【参照サイト】FOOD MADE GOOD アニマルウェルフェア・アクションキャンペーン
【参照サイト】プレスリリース:ケージフリー卵のメニューを提供して、アニマルウェルフェアを伝えるキャンペーンを実施
【参照サイト】鶏鳴新聞:1人当たり年間鶏卵消費量 日本は前年と同じ4位 韓国と中国が浮上
【参照サイト】ケージフリーネット
【参照サイト】Eat Natural




















































