中身を使い終わったら石鹸になるボディーソープボトル「SOAPBOTTLE」

毎日使用するハンドソープやボディーソープ、どれくらいの頻度で買い替えているだろうか。買い替える度に、プラスチックの詰め替え袋やボトルがごみとして出てしまう。

2018年の日本の一般廃棄物の総量は、年間約4,272万トン(東京ドーム約115杯分)で、1人あたりのごみの排出量は1日918グラムだ。一般廃棄物のうち、容器包装のごみが占める割合が多い。容積比率では、容器包装のごみが56.6%、湿重量比率では一般廃棄物の約2割を占める。

こうした容器包装ごみを削減しようと、ドイツ人デザイナーJonna Breitenhuber氏は石鹸でできたボディウォッシュ容器「SOAPBOTTLE」を開発した。

容器の中には液体状のボディソープが約100ml入っている。容器は天然オイルや苛性ソーダなどでできており、中身のボディソープを使い終えると、容器はふつうのハンドソープ(石鹸)として使えるようになっている。

中身のボディソープが漏れないよう、容器には繰り返し使用できる金属製のディスペンサーがついており、容器を石鹸として使い終えた後、新しい容器に付け替えることができる。容器のラベルは再生紙でできており、「ミントグリーン」や「ラズベリーレッド」など、自然にちなんだ色が採用されている。

現在、SOAPBOTTLEはKickstarterで予約注文を受け付けている。日本での発売は未定だが、頻繁に購入するものこそ、このようなゼロウェイストな商品を選択していきたい。

【参照サイト】SOAPBOTTLE
【参照サイト】S O A P B O T T L E by Project SOAPBOTTLE — Kickstarter
【参照サイト】環境省_一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について
【参照サイト】環境省_容器包装廃棄物の使用・排出実態調査の概要(平成29年度)

table source 編集部
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table source 編集部では、サステナビリティやサーキュラーエコノミー(循環経済)に取り組みたいレストランやホテル、食にまつわるお仕事をされている皆さまに向けて、国内外の最新ニュース、コラム、インタビュー取材記事などを発信しています。
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