プラスチックフリーで不燃ごみゼロの祝い花。廃棄時の分別にも配慮された胡蝶蘭が発売

胡蝶蘭 SDGs

大量生産・大量消費の経済システムでは廃棄物量も増加し、環境破壊や資源の枯渇を招く一因となる。ゴミを減らす手段のひとつに挙げられるのが、リサイクルの推進だ。しかし、リサイクルの前提として資源ゴミを分別回収するためには、ゴミを出す側の理解と協力が欠かせない。

コカ・コーラシステムが2020年4月に実施した「ゴミの分別に関する意識調査」によると、ゴミの分別が十分にできていない理由について、「めんどうだから、手間がかかるから」「分別方法がよくわからないから」といった回答が上位にあがった。分別しにくいものがそのままゴミに出されると、リサイクルされずに処分されてしまう。

生産者や事業者が、わかりやすく簡単に分別できる製品を作ることで、消費者のリサイクル意識も向上するのではないだろうか。

胡蝶蘭 SDGs

そうしたなか、法人向けに慶弔の花を販売する「サムライフラワー」の運営元である「彩株式会社」は、環境にやさしい仕様の胡蝶蘭「フォアス」を2023年9月より発売開始した。

胡蝶蘭といえば、就任祝いや開店祝いなど、法人間の贈りものとして最も定番の祝い花だ。一方で、鉢や支柱や包装フィルムなど様々な資材を組み合わせて作られているため、花が枯れたり、飾り終わったりした後の処分に困る人も多いようだ。そこで彩株式会社は、従来の胡蝶蘭に使用されるプラスチックや焼物、針金などの資材に着目し、サステナビリティにこだわった仕様を実現した。

胡蝶蘭フォアスの鉢は100%和紙製で、中鉢は再生紙で作られている。また、支柱には竹ひごやヒノキを使い、紙テープで固定。資材に紙や木を採用して軽量化することで、従来のものより持ち運びやすくなるだけでなく、製品輸送時のCO2削減にも貢献。さらに、とうもろこし由来の生分解性BIOプラスチックを使用した水差しや花を守る育果紙、根元をカバーする麻布など、細かいパーツにまで環境に配慮しているところも注目だ。売り上げ金は、一部が「緑の募金」に寄付されるという。

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ホテルや飲食店でも、関係各位に花を贈る機会があるだろう。その際に、贈り先の人が処分に困らないような祝い花を選ぶことで、祝福や先さまを思う気持ちとともに、自社のサステナビリティに取り組む姿勢も伝わりそうだ。

【参照記事】

アメニティだけじゃない!ホテルのプラスチック削減、取り組み事例12選

【参照サイト】 プラスチックフリーや不燃ごみゼロを目指す!SDGsな胡蝶蘭
【参照サイト】 ゴミの分別に関する意識調査結果を発表 ストレスだと思うごみ分別作業に1位「段ボールをつぶして・まとめる」、2位「ラベルをはがす」

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