ピエトロ、郊外型レストランの全店で再生可能エネルギーを利用。環境配慮型の新工場も

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温室効果ガスは、地球温暖化の主な原因とされる。気候変動に対する危機意識は年々高まっており、2020年10月には、菅元首相が「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言した。

カーボンニュートラル」とは、CO2の排出量をプラス、吸収量をマイナスとして実質ゼロにする状態のこと。そのステップのひとつに、電気による温室効果ガスの削減が挙げられる。再生可能エネルギーなら温室効果ガスを排出しないうえに、国内でも生産できるところがサステナブルなポイントだ。カーボンニュートラルを達成するには、国内の使用電力を再生可能エネルギーに切り替える努力が必要だろう。

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そうしたなか、「株式会社ピエトロ」は2025年を目標に、自社施設の使用電力を100%再生可能エネルギー化する取り組みを順次進めている。

同社では、2020年から“しあわせ、つながる”をテーマとした未来へのビジョン「PIETRO VISION」を掲げて活動している。

株式会社ピエトロが国内で展開するレストランは、2024年1月現在で36店。このうち4店が郊外型店舗にあたる。2021年9月、郊外型店舗のひとつである「長尾店」に、「九州電力株式会社」が提供する再生可能エネルギー電力を導入した。また同年10月には、「次郎丸店」で「株式会社ボーダレス・ジャパン『ハチドリ電力』」提供の再生可能エネルギー電力を利用開始。

そして2023年11月より、「永犬丸店」と「国立店」においても、再生可能エネルギーを導入した。この2店については、「自然電力株式会社」提供の非化石証書を活用している。

その結果、すべての郊外型店舗で100%再生可能エネルギーを利用できるようになった。

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さらに、2025年までの目標をみてみよう。

株式会社ピエトロでは、2021年7月から、福岡市天神にある自社ビルの屋上にソーラーパネルを設置。ビル全体で使用する年間電力の約1ヶ月分を、太陽光発電でまかなっている。これに加えて再生可能エネルギーも導入し、使用電力の100%再生可能エネルギー化を目指すという。

また、2025年秋には、福岡県古賀市に新しい製造工場「Pietro Factory Park(ピエトロファクトリーパーク)」がオープンする。建屋の屋根に設置したソーラーパネルで太陽光発電を行うとともに、再生可能エネルギー電力も活用。環境に配慮した工場として、2025年度までに100%再生可能エネルギーで稼働する計画だ。

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内閣府が公開した2021年3月の世論調査によると、「“脱炭素社会”の実現に向け、一人一人が二酸化炭素などの排出を減らす取組について、どのように考えるか」という質問に対し、「取り組みたい」と回答した人は91.9%にのぼった。

飲食店が使用電力を再生可能エネルギーに切り替えることは、消費者の共感を得ることにつながりそうだ。

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【参照サイト】 ピエトロレストランの郊外型店舗全店が再生可能エネルギー利用に
【参照サイト】 PIETRO VISION | ピエトロ – 美味しいドレッシングとパスタを
【参照サイト】 内閣府:気候変動に関する世論調査

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