コロナ禍による外食市場の売上減少に伴い、飲食業界の人材不足も深刻化している。十分なスタッフ確保が困難ななか、少人数でいかに顧客が満足するサービスを提供できるかが、飲食店の大きな課題となっている。

こうした問題を解決しようと、飲食店をデジタル化で支援する「株式会社リベライズ」は、2022年7月25日より、モバイルオーダーシステム「オーダーアール」のモニター募集キャンペーンを実施している。

オーダーアールは、入店後に顧客がQRコードを読み込むことで、スマホにメニューが表示され、各自のスマホから注文できるサービスだ。注文伝票やキッチンへの調理伝票、レシートが電子化されるため、メニューやポップなどのデザイン費や、印刷費が節約できるうえに、ペーパーレス化による環境保全の貢献にもつながる。メニューや価格変更が容易であることも利点のひとつだ。

また、人手を介した注文受けが不要になることで、少人数スタッフでの店舗運営が可能になる。ピーク時の人出不足による機会損失防止にもつながり、売上改善にも期待できる。オペレーションの効率化やコスト削減、業務効率の向上にも貢献しそうだ。

2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の8番目の目標に、「みんなの生活を良くする安定した経済成長を進め、だれもが人間らしく生産的な仕事ができる社会を作ろう」がある。近年一般化したセルフレジや、「オーダーアール」のようなセルフオーダーの活用によるデジタル化は、スタッフの作業負担を軽減し、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の機会増加として注目されている。

今回のキャンペーンでは、日本全国から50店舗限定でモニターを募集している。モニターにはタブレットが贈呈され、利用料金も6ヶ月間無料となる。ただし、モニター期間中に途中解約する場合は、タブレット料金が実費請求されるという。申込方法や条件などの詳細については、同社キャンペーンサイトから確認できる。興味のある飲食店は、この機会に是非問い合わせてみてはいかがだろうか。

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【参考サイト】オーダーアール
【参考サイト】オーダーアール キャンペーンサイトリンク
【参考サイト】農林水産省 17の目標と食品産業とのつながり:目標8に対する取組目標8

table source 編集部
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