野菜の皮や切れ端など食材の不可食部分を土に混ぜ、微生物に分解させて堆肥化する「コンポスト」。生ごみをただ廃棄するのではなく、有用な堆肥に変えて再利用できるところがメリットだ。最近では、さまざまな種類のコンポストが販売されており、家庭でもコンポストを利用する人が増えている。
食品ロスを削減する手段として、近年コンポストが注目されている。コンポストとは、野菜の皮や切れ端など食材の不可食部分を土に混ぜ、微生物に分解させて堆肥化すること。生ごみをただ廃棄するのではなく、サステナブルな肥料に変えて再利用できるところがメリットだ。
しかし、コンポストでの分解が難しい生ごみも存在する。例えば、タマネギの茶色い皮がその一例だ。しかし、なかにはコンポストで分解されにくい生ごみもあるようで、例えばタマネギの茶色い皮が挙げられる。タマネギといえば、世界中で料理に使われているメジャーな野菜のひとつ。日本国内でもタマネギはキャベツに次いで購入量が多く、1人当たりの購入量も年々増加しているという。

身近な食材だからこそ廃棄量を増やす要因になりかねないタマネギの皮に着目したのが、スコットランドのスタートアップ企業「HUID」だ。
HUIDは廃棄されるタマネギの皮を使い、環境に優しい包装材パッケージを開発している。タマネギの外皮から高品質のセルロースを抽出し、バイオポリマー混合物と組み合わせることで、段ボールのような素材やフレキシブルフィルムの代替品を製造の開発に取り組んでいる。同社は農家や農業関連企業など他の業界関係者と協力し、原料調達から廃棄処理に至るまでのプロセスを循環型システムに組み込もうとしている。
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「PYBER」のシートは、100%タマネギの皮繊維から作られたカード状の素材だ。また、PYBERの繊維は、さまざまなデザインの3次元パッケージにも成形可能。亜麻や綿など一般的な繊維と簡単に混合できるため、強度を損なわずに木材パルプや再生パルプのパッケージを軽量化できるという。さらに、シートやパッケージを染色するリクエストにも対応。現在、企業サイトではオーダーメイド生産やサンプルに関する問い合わせを受け付けている。
そして、生物学的に加工されたタマネギの皮をもとに「CELLOFIL」という柔軟なフィルム素材も開発中。このフィルムは食品接触材を含むさまざまな包装用途において、ポリエチレンフィルムの代替品として使用可能だとしている。つまり、使い捨てプラスチックをめぐる問題の解決手段としても有効だといえるだろう。
HUIDのプロジェクトはまだ研究開発段階だが、成功すれば廃棄物全般はもちろん、炭素排出量の削減にもつながり得る。
さらに、タマネギの皮には抗菌作用があることから、HUIDのフィルムで包装することで生鮮食品の保存期間を延ばせる可能性があるという。こうした包装が実用化すれば、小売店や飲食店の売れ残り品が食品ロスとなってしまう事態も減らせるのではないだろうか。これにより、小売店や飲食店で売れ残り品が食品ロスとなってしまう事態も減らせるのではないか。今後、製品商品化に関する続報に期待したい。
【参照サイト】HUID
【参照サイト】Business creating onion skin packaging to reduce waste
【参照サイト】たまねぎの需給動向 調査情報部
【参照サイト】生ごみ減量・堆肥化Q&A|江東区




















































