近年、食のサステナビリティの現状が問題視されている。自然と土壌を犠牲にして大量の作物を生産し、大量のエネルギーを使って輸送し、大量に消費・廃棄することで、人間の健康と気候危機に悪影響を及ぼしている。
こうした従来の食のシステムについて、一人一人が向き合いアップデートしていく必要があると考え、老舗洋食器メーカーの「ニッコー株式会社」では食に関わる領域のサステナビリティの知見をアップデートするためのコミュニティイベントを開催する。
2022年8月23日、「NIKKO Table Talk〜SDGs最新トピックスとサステナブルな食材・製品のご紹介〜」と題して行われるイベントは、オンライン・オフラインの同時開催。当日は、世界のソーシャルグッドなアイデアを発信するオンラインマガジン「IDEAS FOR GOOD」の具体的な事例をもとにサステナビリティについて学びながら、幅広い角度から「食」の持続可能な未来を探求していく。また、サステナブルな食材や商品の生産者・販売者から直接、商品の説明や開発の背景を聞くことができる。オンライン・オフライン共に無料で参加が可能だ。
「NIKKO Table Talk〜SDGs最新トピックスとサステナブルな食材・製品のご紹介〜」
【日 時】 2022 年8月23日 火曜日 15:00~16:40 (受付開始 14:45 〜/参加費無料)
【オフライン参加の場合】 会場:ニッコー株式会社/東京オフィスB1
〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1丁目15-12
【オンライン参加の場合】 イベントプラットフォーム「Peatix」のページより申込み
https://nikko-sustainability02.peatix.com
【イベント概要】
・IDEAS FOR GOODサステナビリティ勉強会入門編/ハーチ株式会社
・商品紹介「余剰しいたけの新調味料」/株式会社コル
・商品紹介「コーヒーの実の外側の果皮を乾燥させたカスカラ」/株式会社コル
・商品紹介「ホタテの貝殻を再利用して作られた天然成分100%の洗浄剤」/KULASIFUL
・陶磁器メーカー・ニッコーの取り組み/ニッコー株式会社
・Q&A
「SDGs」や「サステナビリティ」といったキーワードで、さまざまな企業の社会課題へのアプローチが期待されている。
食品事業者を対象に行われた2022年4月の調査によると、「SDGs推進に取り組むことは、企業経営における重要事項と捉えているか」という質問で、全体の97%以上が「重要だと思う」と回答していた一方で、「実際に取り組みを行っている」と回答した人は67.6%にとどまり、約30%の乖離が見られた。必要性は感じつつも、どのように取り組めばよいか迷っている人が多いということが伺える。
「何から取り組めば良いかわからない」「まずは手軽に取り組みたい」「取り組んでみたものの今後の方向性がわからない」と感じている方は、今回のようなイベントに参加し、共通の目的を持つ人たちとのつながりを得ることで、解決へのヒントが見つかるのではないだろうか。
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【参照サイト】 クラダシが食品事業者を対象に「SDGsに関するアンケート」を実施
【関連サイト】 ニッコー株式会社公式サイト