GRIT TODAY

東京都渋谷区のGRIT株式会社は、サラダショップ「GRIT TODAY」にて2021年5月30日の「ごみゼロの日」より、お客さまが店舗に持参した容器にサラダを提供するサービス「MY ECO BOWL(マイエコボウル)」を開始した。

MY ECO BOWLサービスでは、お客さまが自宅で洗浄・除菌を行い店舗に持参した容器を店舗が預かり、表面のアルコール消毒と専用ペーパーを敷いたうえで、サラダを提供する。
同時に、2021年5月30日から6月30日までの期間、MY ECO BOWLサービスの利用者を対象に、GRIT TODAYのサラダ全商品を10%OFFで提供するキャンペーンも実施中だ。

近年、プラスチックごみによる海洋汚染が世界的な課題として注目され、国内でも昨年からレジ袋有料化政策がはじまるなど、対策が広がっている。一方、新型コロナウイルスの影響で、調理された食品を購入して家で食べる「中食(なかしょく)」の機会が増えていることで、容器などに使われているプラスチックごみが増加している。2020年に環境省が行った容器包装廃棄物の使用・排出実態調査によると、住宅地のごみステーションに排出された廃棄物の約半分(49.4%)をプラスチック類の包装容器が占めている。

ルールを守ってテイクアウト容器を資源ごみとして捨てたとしても、1度きりの使用で捨ててしまうことに罪悪感を抱いている方も多いのではないだろうか。また、容器の形が複雑な場合、汚れが取りきれずにやむなく可燃物として捨てることもあるかもしれない。利用者がそれぞれマイ容器を利用することで、プラスチックごみの削減に貢献できるだけでなく、廃棄物を出すことへの罪悪感からも解放されるはずだ。

GRIT TODAYでは、このMY ECO BOWLサービスの実施以前から、環境負荷の少ないさとうきびの絞りカスから出来たバガスモールド容器の導入や、代替肉で作られたカルビを使用した商品開発など、循環型経済へ向けた取り組みを行なっている。心置きなく食事を楽しむためにも、テイクアウトを利用する際には、こうした前向きな取り組みを行っている店舗を選択したいと思っているお客さまも多いのではないだろうか。

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【参照サイト】サラダショップGRIT TODAY 、ごみゼロの日から地球に優しい「MY ECO BOWL」サービス開始
【参照サイト】サラダ・野菜専門メーカー | GRITTODAY(グリットトゥデイ)
【参照サイト】容器包装廃棄物の使用・排出実態調査の概要(令和2年度)

table source 編集部
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table source 編集部では、サステナビリティやサーキュラーエコノミー(循環経済)に取り組みたいレストランやホテル、食にまつわるお仕事をされている皆さまに向けて、国内外の最新ニュース、コラム、インタビュー取材記事などを発信しています。
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