カナダのマクドナルドで、野菜を使った植物由来のパティのハンバーガーを試験的に導入

マクドナルドカナダ

北アメリカ大陸に広大な国土を有するカナダ。日本とはインド太平洋地域の重要なパートナーであると同時に、G7のメンバーとして政治や経済、安全保障、人的交流など幅広い分野で協力し合う関係だ。

また、カナダは世界的に見ても高い出国率を誇っており、その旅行先には日本も含まれる。カナダから日本への旅行者は年々増えており、2023年にはカナダ人の訪日旅行者数が推計値で過去最大の42万6000人を記録。欧米豪の主要市場で見ると、アメリカ、オーストラリアに次いで第3位だった。

さらにカナダでは、サステナブルな消費行動への関心も高まりつつある。Sodexo Canadaが2024年1月に発表した調査結果によると、カナダ人の87%がより持続可能な行動をとることが喫緊の課題だと認識。食生活において、より持続可能な食品の選択に移行する意向が読み取れるという。

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そうしたなか、マクドナルド・カナダは、肉の代わりに野菜を使った植物由来のパティが特徴の「McVeggie」を試験的に導入した。2025年3月18日から4月14日にかけて、ブリティッシュコロンビア州とオンタリオ州、ニューブランズウィック州にある37店舗で販売。この機会に利用客からフィードバックを集め、全国展開の可能性を検討するという。

今回テスト販売された「McVeggie」は、カナダ独自のメニュー。ベジパティはニンジンやインゲン、ズッキーニ、エンドウ豆、大豆、ブロッコリー、トウモロコシなどの野菜と調味料を混ぜ、パン粉をまぶして揚げたものだ。そこに千切りレタスとマヨネーズ風ソースをトッピングし、ゴマのバンズで挟んで提供する。また、マヨネーズ風ソースの代わりにクリーミーなハバネロスプレッドを使って辛さをプラスした「Spicy Habanero McVeggie」も用意。ただし、どちらのソースも卵を含むため、ヴィーガンには対応していない。

マクドナルド・カナダの公式ニュースリリースによると、CMOであるFrancesca Cardarelli氏は「カナダではこれまで以上に多くのお客さまが、新しい味やメニューの多様性を求めていることを私たちは認識しています。私たちの目標は、こうしたニーズに応えて新しく刺激的な選択肢を提供し続けることです。そして、McVeggieはまさにそれを実現するものです」と述べている。

今後、日本を訪れる外国人観光客が増加するほど、文化や宗教、健康上の理由など多様性に配慮したインバウンド対策がより一層重要な役割を果たすだろう。

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【参照サイト】McDonald’s Canada Ditches Plant-Based Meat in New McVeggie Burger
【参照サイト】欧米豪の訪日客市場3位! カナダのポテンシャルに注目を(JNTOトロント事務所インタビュー)
【参照サイト】カナダ基礎データ|外務省
【参照サイト】Sodexo Canada Launches Sustainable Food Barometer

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