2021年7月、資生堂プロフェッショナル株式会社は、髪、環境、社会への優しさと高い効果感の両立をテーマにした、サロン向け新ヘアケアブランド「HAIR KITCHEN」の発売を開始した。

近年スキンケアやコスメの分野では身体や環境へ配慮した“クリーンビューティー”が注目され、ヘアケアにおいてもナチュラル志向が高まっている。さらに、SDGsなどサステナブルな社会への関心を持つ人も多くなってきている。HAIR KITCHENは髪へはもちろん、環境、社会への優しさと、これまでそれに相反するとされていた高い使用感・効果感を両立させた。

HAIR KITCHENは、天然由来成分・素材にこだわっている。通常では捨てられる果皮や種子、色や形が不揃いであるために市場に出されず破棄されてしまう規格外野菜や果物を活用。香料にも天然由来の素材を多く使っている。また、いずれの原料も遺伝子組み換え(※)や動物由来のものは使用しないなど、環境や社会に配慮されている。
※野菜・果物原料

容器はサトウキビ由来のバイオマスプラスチックを採用し、本体容器を繰り返し使用できるように、詰め替え商品も用意されている。製品のライフサイクル全体を通じたCO2排出量の削減を目指している。

HAIR KITCHENはSDGs の目標に向けた取り組みも表明しており、野菜・果物に関連した環境活動やスタイリスト向けのサステナビリティに関する教育の充実など、環境や社会に配慮した活動を積極的に行うという。レストランやホテルが提供するサステナブルな顧客体験において、備品調達は重要だ。サステナブルなブランディングを行っていても、置いてある石鹸やヘアケア商品などがサステナビリティに配慮されていないものだったとき、顧客はがっかりするだろう。備品においても、こうしたサステナビリティを追求する商品を選択していくことが求められている。

 

【参照サイト】自然のちからを、あなたの髪へ「HAIR KITCHEN」誕生|資生堂プロフェッショナル株式会社プレスリリース
【参照サイト】HAIR KITCHENブランドサイト

 

 

 

 

 

table source 編集部
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table source 編集部では、サステナビリティやサーキュラーエコノミー(循環経済)に取り組みたいレストランやホテル、食にまつわるお仕事をされている皆さまに向けて、国内外の最新ニュース、コラム、インタビュー取材記事などを発信しています。
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