
近年、サステナブルな暮らしに対する消費者の関心が高まっており、外食シーンも例外ではない。レストラン検索・予約サイト「食べログ」では、2023年5月より店舗情報ページ内に「環境や社会への取り組み」欄を新設。ユーザーは飲食店が記載したサステナブルな情報をお店選びの基準として参照できるようになった。
今後は飲食店にとって、サステナビリティを重視する消費者のニーズを掴むことがますます重要となるだろう。
そうしたなか、京都市下京区にあるラグジュアリーホテル「デュシタニ京都」では、サステナブルで上質なラム酒を味わうことのできるSDGsフェアが開催されている。
西本願寺の門前町に位置し、京都の伝統とタイのホスピタリティが融合する、デュシタニ京都。世界19カ国で合計300以上のホテルを運営するタイのデュシット・インターナショナルが手がけたホテルだ。今回のフェアは、ラム酒の「Flor de Cana(フロール・デ・カーニャ)」の輸入総代理店「アイデイ商事株式会社」とのコラボレーションにより開催される。開催期間は、SDGsが採択された記念日にあたるGLOBAL GOALS DAYの9月25日から10月31日まで。
SDGsフェアでは、デュシタニ京都地下1階のバー「Den Kyoto」にてフロール・デ・カーニャのラム酒を使用したスペシャルカクテルが提供される。
エスプレッソの残渣を「フロール・デ・カーニャ4年」に漬け込んだラムで作るオリジナルエスプレッソマティーニ「Leftover Martini」をはじめ、SDGsに特化したメニューを多彩に展開。最高級エイジドラムの「フロール・デ・カーニャ30年」は、日本で初めてのお披露目となる。さらに「フロール・デ・カーニャ18年」と「フロール・デ・カーニャ30年」の贅沢な飲み比べセットも用意されており、ナチュラルラムの世界を存分に満喫できる催しだ。
スペイン語で「サトウキビの花」を意味する「フロール・デ・カーニャ」は、1890年以来、創業者一族は5代にわたり、南米ニカラグアの活火山であるサンクリストバルの麓でラム酒を生産してきた。
これまでに200以上の国際的な賞を受け、2017年には世界最大の酒類コンペティションである「International Wine & Spirits Competition」にて「Global Rum Producer of the Year」を受賞。また、スペインで開催された国際ラム会議によるコンクールでは、世界最高のラム蒸留所に選ばれている。
そして、品質にこだわるだけでなく、SDGsの達成にも積極的に取り組んでおり、蒸留の工程ではサトウキビの搾りかすを利用した100%再生可能なエネルギーを使用。人工成分や添加物を使用せずにバーボン樽で自然熟成している。また、発酵過程で発生する全ての二酸化炭素を回収し、炭酸飲料メーカーへ販売することで、リサイクルしているという。
また、公正な取引による持続可能な社会を実現するために「フェアトレード認証」、脱炭素社会を目指すために「カーボンニュートラル認証」を取得。ユダヤ教の宗教認証で、厳しい規定をクリアする必要がある「コーシャ認定」も取得している。
さらに、年間5万本の植樹活動を行っており、これまでに100万本を達成。こうした実績が評価され、2020年の「Green Awards」では「Sustainability Award」を獲得している。地球環境から人権、多様性に至るまで配慮しているブランドだといえるだろう。
フェアの会場となるバー「Den Kyoto」は、ワイン貯蔵庫を思わせる落ち着いたデザインの内装で、モダンでありながら温かみのあるゆったりとした空間が広がっている。ゲストは特別感のある空間で、サステナブルで上質なラム酒を楽しむことができる。
今回のSDGsフェアでは、京都の伝統とタイの文化が融合するラグジュアリーホテルとサステナビリティにこだわったラム酒ブランドという、双方の強みが交わることで、より意味深い体験づくりが実現したといえるだろう。
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