食品ロスと食糧問題を解決。廃棄予定の食品で育てられたコオロギを使ったクッキー

徳島大学発フードテックベンチャーの株式会社グリラスは、廃棄予定の食品で育てられたコオロギを使ったお菓子を虫の日である6月4日に販売することを発表した。

国連によると、世界の人口は現在の77億人から2050年97億人へ増加した後、今世紀末に110億人でピークに達すると見込まれており、急激な人口増加に伴う食糧問題は喫緊の課題である。一方、世界ではまだ食べられる食品が年間13億トンも廃棄されており、食品ロスも大きな問題となっている。この双方の問題を解決しようとしている会社がグリラスだ。

グリラスは、徳島大学における25年以上のコオロギ研究を基礎として、2019年に設立されたフードテックベンチャーだ。同社は、国内で廃棄予定の食品によって育てられたコオロギを用いて開発した「C. TRIA Cookie(シートリア クッキー)」と「C. TRIA Crunch(シートリア クランチ)」を販売する。まだコオロギを食べたことがない人にとっても、気軽に試してもらえるようにお菓子を選んだとのことだ。

昆虫食と言うと、日本ではゲテモノという印象があるかもしれないが、デンマークの「noma」など、世界の一流レストランでは既に昆虫食が取り入れられている。飲食店関係者の中には食品ロスに課題を感じている方も多いのではないだろうか。コーヒーと一緒に出すお菓子で課題解決の一助になるのであれば取り入れても良いかもしれない。

【参照サイト】【フードロスからタンパク質を生み出すグリラス】循環型食品”サーキュラーフード”となる食用コオロギを使った初の自社ブランド『C. TRIA(シートリア)』をリリース!|株式会社グリラスのプレスリリース
【参照サイト】人口構成の変化 | 国連広報センター
【参照サイト】食品ロスの現状を知る:農林水産省

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