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人々がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標である「SDGs」。このSDGsの17番目の目標が「パートナーシップで目標を達成しよう」だ。SDGsの目標達成のためには、国や自治体、企業、学校、そして1人ひとりの個人がそれぞれ取り組むとともに、パートナーシップを強化することで経験や知識、技術を共有することが重要だとされる。

そうしたなか、老舗食器メーカーの「ニッコー株式会社」では、持続可能な“食の未来”について考えるためのコミュニティ「BONEARTH CIRCULAR COMMUNITY(ボナース サーキュラー コミュニティ)」を発足。また、この取り組みを多くの方々に周知するため、2023年10月25日よりMakuakeにて、クラウドファンディングを開始した。

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https://www.makuake.com/project/bonearth-circular-community/

1908年(明治41年)、洋食器メーカーとして創業したニッコーは、「100年後の、循環する未来をデザインする」をテーマに、原材料の調達から製造、物流、利用、回収にいたるまで、陶磁器の事業に関わる一連のバリューチェーン全体において、「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の原則に沿った取り組みを進めている。

今までも、廃棄される食器から作られた肥料「BONEARTH」をはじめ、アップサイクル食器「uptile dish」や、食器のサブスクサービス「sarasub」、リカラーによる食器の再生など、サーキュラーエコノミーの実現を目指して様々な商品・サービスの開発を行ってきた。

【関連記事】世界初、捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH」。洋食器の老舗ニッコーが商品化

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捨てられる食器から作られるサステナブルな肥料「BONEARTH(ボナース)」肥料登録番号:生第107121 号(農林水産省)

一方で、食器を取りまく「食の未来」を持続可能なものにするためには、⾃社の取り組みだけでは不⼗分だとの考えから、 ニッコーのパートナーである飲食店やホテル、そしてその先にいる一人一人のお客さまと共に、地球全体のサステナビリティを高めていくための新たなコミュニティ「BONEARTH CIRCULAR COMMUNITY(ボナース サーキュラー コミュニティ)」を立ち上げた。

そして「3年後までにコミュニティが目指す未来」として、3つの未来を挙げている。

【3年後までにコミュニティが目指す未来】
1)ニッコーが排出している年間12tの「産業廃棄物をゼロ」に※
2)食器回収にご協力いただけるパートナーさまを「100拠点」に
3)BONEARTH利用農家さまを「100軒」に
※当社が排出する産業廃棄物の内、肥料に再生可能な陶磁器の量が年間約12t発生。

このコミュニティでは、生産者から消費者まで全ての人に向け「育てる」「食べる」「つながる」という3つのキーワードを軸に、BONEARTHで作られた農作物の販売や調理イベントの開催、ファームでの苗植え・収穫体験、レストランやパートナー農家さんとのマッチングなどを実施する。

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渋谷区富ヶ谷にあるNIKKOのジェネラルストア「LOST AND FOUND TOKYO STORE(ロストアンドファウンド トウキョウストア)」にて、(左)BONEART野菜の店頭販売(右)フードイベント

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(左)石川県にあるNIKKO BONEARTH FARMでの苗植え体験イベント(右)イオンモール白山で行われた寄せ植え体験イベント

今回のクラウドファンディングの挑戦を通して、コミュニティを知ってもらい、より多くのメンバーを募ることで、「産業廃棄物の削減」と「持続可能な農業の支援」を目指す。

応援のリターンとして、ニッコーの日本製食器をはじめ、BONEARTHで育てた野菜やお米のお届け、体験イベントへの参加などさまざまなプランを用意しているという。

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https://www.makuake.com/project/bonearth-circular-community/

ニッコーの開発したBONEARTHを使用している農家は、資源価格の高騰や高齢化による人手不足に立ち向かいながらも、「持続可能な農業」の実現に向けて取り組んでいる人たちだ。しかし、こうした農家は「こだわりの食材を多くの方々に知ってもらいたいが、生産に手いっぱいで営業ができない」「持続可能性に興味・理解のある取引先を見つけにくい」といった課題を抱えている。

一方で、近年の消費者のサステナブル意識の高まりともに、環境にも人にも優しい食材を探しているレストランやホテル関係者の方々は着実に増えている。

食器メーカーであるニッコーにとって、食器を通してつながるレストランやホテルの人、BONEARTHを通してつながる農家の人はどちらも大切なパートナーだ。コミュニティを通して双方をつなぐことは、ニッコーだからこそできる取り組みとも言えるのではないだろうか。

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食器から生まれた肥料を起点としたコミュニティが誕生。持続可能な“食の未来”を考える

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table source 編集部では、サステナビリティやサーキュラーエコノミー(循環経済)に取り組みたいレストランやホテル、食にまつわるお仕事をされている皆様に向けて、国内外の最新ニュース、コラム、インタビュー取材記事などを発信しています。
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